調布小型機墜落事故

遺族、都などに損賠求め提訴

亡くなった希望さんやペットの犬たちの写真を前に「事故の真実を知り、娘に報告したい」と語る鈴木宏子さん=東京都内で2017年10月13日、近松仁太郎撮影
亡くなった希望さんやペットの犬たちの写真を前に「事故の真実を知り、娘に報告したい」と語る鈴木宏子さん=東京都内で2017年10月13日、近松仁太郎撮影

 東京都調布市で2015年、住宅地に小型機が墜落し8人が死傷した事故で、巻き込まれて死亡した鈴木希望(のぞみ)さん(当時34歳)の遺族が13日、飛行許可を出した東京都と、機体の管理会社など2社を相手に慰謝料など計約1億1000万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。

 訴えたのは、母親の宏子さん(61)。2社は機体管理会社の「日本エアロテック」(調布市)と事故で死亡した川村泰史機長(当時36歳)が経営していた「シップ・アビエーション」(同市)。

 事故は、15年7月26日に発生。都が管理する調布飛行場を離陸した5人乗りの小型機が墜落し、鈴木さんの自宅が全焼した。自宅にいた鈴木さんと川村機長、同乗男性の3人が焼死し、他の同乗者ら計5人が負傷した。

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