第1期白玲戦七番勝負は西山朋佳女流三冠対渡部愛女流三段戦に

スポーツ報知
白玲戦七番勝負に進出した西山朋佳女流三冠(日本将棋連盟提供)

 将棋の第1期白玲戦・女流順位戦の順位決定トーナメント準決勝が9日、東西の将棋会館で行われ、西山朋佳女流三冠(26)=女王、女流王座、女流王将=と渡部愛女流三段(28)がそれぞれ勝ち、白玲戦七番勝負に進出。初代白玲の座を懸けて戦うことになった。

 東京・将棋会館で加藤圭女流二段(29)に貫禄勝ちした西山は、長丁場の順位戦を戦い終えて「長期間、コンスタントに勝たなければいけなかったので結果を残せたことは素直に喜びたいなと思います。リーグ戦の1敗が奮起する材料になりました」と振り返った。

 東京対局が終局した後、大阪市の関西将棋会館で里見香奈女流名人(29)=清麗、女流王位、倉敷藤花=との終盤の激闘を制した渡部は、2年ぶりとなる大舞台に「最近久しくタイトル戦に出られていなかったので、ひとつの結果としてうれしいですけど、より気を引き締めたいです」と抱負。七番勝負の相手が西山になったことについて「女流トップの強豪なので厳しい戦いになると思いますが、一戦一戦準備していけたらと思います。初めての七番勝負で不安もありますけど、今は楽しみが大きいです」と笑顔ものぞかせた。

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