ロシア、ウクライナ南部国境攻撃 ルーマニアが非難声明

ロシア軍の無人機攻撃を受けた地域で作業する消防士=3日、ウクライナ南部オデッサ州(ウクライナ非常事態庁提供・ロイター)
ロシア軍の無人機攻撃を受けた地域で作業する消防士=3日、ウクライナ南部オデッサ州(ウクライナ非常事態庁提供・ロイター)

ウクライナメディアは26日、ルーマニアとの国境を流れるドナウ川沿いのウクライナ南部オデッサ州のオルリウカ検問所が、ロシア軍の無人機攻撃を受けたと伝えた。検問所は一時業務を停止。穀物倉庫やトラック数十台が損傷し、2人が負傷した。ウクライナはドナウ川を経由した穀物輸出を強化しており、攻撃は輸送妨害を狙った可能性がある。

ルーマニア国防省は「不当かつ違法な攻撃を非難する」との声明を出した。ルーマニアには無人機の破片とみられるものが落下するなどしており、緊張が高まっている。

南部ヘルソン州の知事は27日、ロシア軍の26日の攻撃で、州内で12人が負傷したと公表。東部ドニエプロペトロフスク州でも26日夜から27日未明にかけて、ロシア軍が夜にニコポリなどを攻撃し2人が負傷した。(共同)

会員限定記事会員サービス詳細