来年6月をめどに保育園がオープンする予定の光秀大河物産館(亀岡市追分町・サンガスタジアム京セラ)

来年6月をめどに保育園がオープンする予定の光秀大河物産館(亀岡市追分町・サンガスタジアム京セラ)

 サンガスタジアム京セラ(京都府立京都スタジアム、京都府亀岡市追分町)に来年6月、保育園がオープンする。芝生のピッチを園庭のように使ったり、目の前を流れる保津川での遊びを取り入れたりと、「五感を育む『遊育』」をキーワードとする保育を目指す。スタジアムなどスポーツ施設への保育園設置は「全国でも聞いたことがない」(内閣府子ども・子育て本部)という。

 「びばっこ保育園」で、スイミングスクールやスポーツ施設を経営するビバ(京都市上京区)による企業主導型保育事業。2月に閉館するスタジアム内の光秀大河物産館200平方メートルを、保育施設に改装する。

 当面、0~2歳児を各年齢ごとに10人ずつ受け入れる。3年後には施設エリアを拡張し、対象を5歳児まで広げる予定。ピッチ利用は芝生の養生との兼ね合いも見つつ、はだしで散歩したり寝転がったりと可能な限り使う。スタジアム内のフィットネスやクライミング施設も活用する。

 ビバの小森敏史社長は「さまざまなスポーツ体験を通じて子どもたちの五感を刺激し、自分の運動の適性に出合える保育に取り組みたい」としている。

 12月19日午前10時半から、同スタジアムで入園説明会を行う予定。問い合わせは0771(25)3331。