民主・維新、合流新党の綱領案発表
民主党と維新の党は8日、27日に発足する合流新党の綱領案を発表した。「自由と民主主義に立脚した立憲主義」を断固として守ることや、多様な価値観を認め合う「共生社会」を掲げた。立憲主義や共生社会といったキーワードは2013年2月にできた民主党の綱領にあったものを踏襲した。各党での手続きを経て来週中にも決定する。
結党の理念として「自由、共生、未来への責任」を列挙し、2030年代に原発稼働ゼロを目指す方針を打ち出した。維新の主張に配慮し、「身を切る政治改革」も取り込んだ。
民維両党は同日開いた新党協議会の会合で、党名、綱領・政策を検討する各分科会から中間報告を受けた。党名検討チームはインターネットやファクスを通じて集まった約2万件の党名案を参考に各党1~2案に絞り込み、10日に具体案について協議を始めると報告した。綱領・政策検討チームは今後、結党宣言についても両党代表とともに検討する。