さいたま水族館で窓ガラスや便器が大量に壊される

　埼玉県羽生市の県営さいたま水族館で２５日早朝、園内の窓ガラスやトイレの便器などが壊されているのを男性職員が見つけ、県警に通報した。被害は窓ガラス１４枚とトイレの和式便器２基。便器は金隠しの部分が、割られていた。２４日の午後８時半に職員が退館した時には異常はなかったという。

　同館では、庭池にいた観賞用のニシキゴイ、ソウギョなどが今年２月に５００匹、４月に３００匹の合計８００匹が死に、池からは残留塩素が検出される事件が起きている。現在、庭池には魚がいない状態だ。

　水族館は、県営羽生水郷公園の敷地内にあり、夜間でも立ち入りは禁止されていない。同館の管理運営課は「今後は安全対策を考えないといけない」と話した。県警羽生署では魚の大量不審死との関連を調べている。