近鉄GHD、JR西を抜き関西鉄道の首位に 専務「一喜一憂しない」

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松岡大将 渡辺七海 森下友貴
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 近鉄グループホールディングス(GHD)が2日発表した2023年3月期決算は、売上高、純利益ともにJR西日本を抜き、関西大手鉄道5社の中で首位にたった。コロナ禍で苦境の鉄道に代わる収益の柱にしようと、国際物流会社を子会社化したことが大きい。

 売上高は1兆5610億円、純利益は887億円で、いずれも前年から倍以上に増えた。「近鉄エクスプレス」の株式保有比率を昨夏に44%から100%に高めて完全子会社化した結果、売上高は7108億円押し上げられた。

 一方、JR西の23年3月期決算は売上高が1兆3955億円、純利益は885億円。関西の大手5社がインターネットで公開している08年3月期決算以降で比べると、JR西が売り上げ規模で首位から転落するのは初めてだ。

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