<茅ヶ崎ライブ>から13年ぶり。サザンオールスターズ、茅ヶ崎に登場

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サザンオールスターズの野外スタジアムツアーが、横浜、神戸を経て、8月31日に茅ヶ崎公園野球場にて開催された。

◆サザンオールスターズ 茅ヶ崎公演 画像

茅ヶ崎といえば、桑田佳祐の出身地であり、2000年に<茅ヶ崎ライブ>を行なった場所。6月25日の復活発表に際してオープンになったサザンのアーティスト写真もサザンビーチで撮影されるなど、何かとサザンと茅ヶ崎は縁が深い土地であるだけに、地元あげての歓迎ムードに包まれ、異様な盛り上がりを町全体が見せる。そんな中で、サザンのメンバーがステージ上に現れると、まさに地鳴りが起きたかのような歓声が上がり、会場全体が大興奮の渦に包まれた。

茅ヶ崎でのステージも横浜、神戸に続き名曲、ヒット曲のオンパレード。リリースされたばかりの「ピースとハイライト」「栄光の男」といった最新曲からデビュー曲「勝手にシンドバッド」まで、全32曲もの曲目を演奏した。

「夏をあきらめて」の曲の途中でビジョンに江の島や烏帽子岩が映ると、満員の観客の顔が一斉に綻び、「BYE BYE MY LOVE」で“ふるさとでみんなと逢って幸せ感じてる”と替え歌を桑田が歌うと、大きな歓声が上がる。また「勝手にシンドバッド」「HOTEL PACIFIC」など湘南にちなんだ曲では大いに盛り上がるなど、会場は茅ヶ崎ならではの雰囲気に包まれた。さらに「HOTEL PACIFIC」では大勢のダンサーがAKB48を思わせる衣装と振付でステージ上に現れ、茅ヶ崎球場ははち切れんばかりの歓声に包まれた。

今回の茅ヶ崎公演では、観客のひとりひとりに「胸熱リストバンド」という名の遠隔操作で光るリストバンドが配られた。本編が終了し、バンドメンバーが一度ステージからいなくなると、場内には「今日のこの日の思い出にサザンオールスターズの復活を祝して一緒に人文字を作りましょう!」という案内がスクリーンに流れ、全員が腕をあげると、会場には「SAS」、「35」、という文字が交互にきれいに浮かび上がった。それは、サザンのデビュー35周年と復活を祝う2万人の気持ちがひとつになった瞬間であった。

さらに茅ヶ崎市長がステージに登場するというサプライズも。ライブ中、メンバー紹介のパートが終わった後、ステージに突然、茅ヶ崎市の服部信明市長が登場。市長は「桑田さんは、長年、茅ヶ崎や湘南の魅力を発信し、市民に元気と勇気、夢を与えてくれました。これからもご活躍ください。」という言葉ともに記念盾を授与した。またサザンのメンバーにも茅ヶ崎市から感謝の気持ちを込め、メモリアルプレートが授与され、桑田が記念盾を掲げると、会場はファンからの「おめでとう」の温かい声援で包まれた。

なお、8月31日と9月1日の2日間にわたって開催される茅ヶ崎公演の模様は、全国の映画館への生中継(ライブ・ビューイング)も行なわれる。北は北海道、南は沖縄まで120館にも及ぶ全国津々浦々の映画館では、2日間で約6万人もの観客を動員する予定だ。さらに、9月1日公演の模様は、茅ヶ崎市役所西側駐車場でパブリックビューイングも実施。こちらは、地元の有志が「サザンが創り出す音楽に夢や希望を与えてもらった茅ヶ崎市民をはじめ、多くのサザンファンが“伝説の地・茅ヶ崎”でのライブの感動を共有できるように」と、急遽、実行委員会を立ち上げ決定に至ったもの。先着で5000人を動員する予定だ。

ちなみに会場となった茅ヶ崎公園野球場には1日2万人を動員。つまりこの茅ヶ崎公演、2日間で10万人以上の人が参加するという、非常に大規模な公演となる。

◆BARKS ライブレポ
◆sas-fan.net
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