火力発電の運用


 九州の最大電力は2001年8月3日に1,674万kWを記録し,1998年以来3年ぶりの更新となりました。過去3年間の電力需要の伸びは約60万kWに達しており,当社大型火力発電所1基分の出力に相当します。また,日電力量も2001年8月3日に3億1,412万kWhを記録し,最大電力同様3年ぶりの更新となりました。

 一方,夏期の昼間ピーク時における電力使用量は,夜間のオフピーク時の約2倍になり,電力の昼夜間隔差は約800万kWに達しています。当社においてベース電源となる原子力の発電比率が高まるにつれ,火力発電所はこの昼夜間隔差に対応するため,昼間運転し,夜間停止する等の負荷運用を行っており,中間負荷対応としての重要性はますます高まっています。

 なお,昼夜間隔差を是正するため,夜間の電気で氷や冷・温水を作って昼間の冷暖房に利用する,電気温水器,氷蓄熱式空調機器等による負荷平準化の一層の推進にも積極的に取り組んでいます。
2001年度最大電力発生日(2001.8.3)日負荷曲線グラフ

燃料別発電電力量の推移(九州電力)グラフ

参考 燃料別発電実績

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