チェルシーFCやFCバルセロナでも活躍したエイドゥル・グジョンセンが、AEKアテネFCへの移籍手続きを完了した。契約期間は2年で、移籍金は発生していない。
これまでに祖国アイスランドやオランダ、イングランド、スペイン、フランスの1部リーグでプレーしてきた32歳は、欧州で6カ国目となるギリシャでの挑戦を心待ちにしている。ギリシャの首都で行われた入団会見では、「サポーターの歓迎ぶりに心を打たれた」と語った。
「AEKアテネに加入することは、選手として新しい道を進むことであり、自分にとって新たな挑戦になる。何かを約束をするのは好きじゃないが、クラブ史に名を残せるようなプレーがしたい。このユニフォームに袖を通すことを誇りに感じている。複数のビッグクラブでプレーした経験があるので、プレッシャーと向き合う方法も分かっているよ」
バルー・レイキャビクでキャリアをスタートしたグジョンセンは、17歳の時にPSVアイントホーフェンで頭角を現し、1995-96シーズンにオランダ・カップ、翌シーズンにはオランダ・エールディビジでチームの優勝に貢献した。1998年にボルトン・ワンダラーズFCへ引き抜かれると、その2年後にはチェルシーへ移籍。計6年間在籍したチェルシーでは、退団前の2シーズンにイングランド・プレミアリーグ連覇を成し遂げた。
2006年にはバルセロナへ加入し、2008-09シーズンにUEFAチャンピオンズリーグとスペイン・リーガ、スペイン国王杯の3冠を達成。ただここ2シーズンは、ASモナコFC、トッテナム・ホットスパーFC、ストーク・シティーFC、フラムFCと半年ごとにチームを転々としていた。アイスランド代表としては64試合に出場し、歴代最多の24得点を記録している。
ギリシャ・カップ王者のAEKは、新シーズンのUEFAヨーロッパリーグにプレーオフから出場する。
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