豪労働党、単独政権樹立へ 首相が下院の過半数獲得表明

豪労働党、単独政権樹立へ 首相が下院の過半数獲得表明
 アルバニージー豪首相(中央)は31日、先の総選挙で自身が率いる中道左派・労働党が単独政権の樹立に必要な下院の過半数を獲得したと表明した。5月キャンベラで撮影(2022年 ロイター AAP Image/Lukas Coch)
[シドニー 31日 ロイター] - アルバニージー豪首相は31日、先の総選挙で自身が率いる中道左派・労働党が単独政権の樹立に必要な下院(定数151)の過半数(76議席)を獲得したと表明した。最終的に77議席を握る可能性があるとも述べた。
21日に行われた総選挙でモリソン前首相率いる保守連合(自由党と国民党)はすぐに敗北を認めていたが、複数の議席が接戦となり、郵便投票数も多かったため、最終結果が確定していなかった。接戦の2議席で票の集計がまだ続いている。
アルバニージー首相はテレビ演説で「多数派労働党政権」として公約実現に向け国民から「明確な負託を受けた」と強調した。
報道によると、首相は近く閣僚人事の全容を発表する見通し。
一方、自由党はモリソン前首相が選挙敗北の責任を取って党首を辞任したことを受け、後任にダットン元内相を選出した。
報道によると、保守連合は下院で57議席を確保する見通し。

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