異例ずくめの対応に　大相撲春場所

　春場所の一般非公開を決めた日本相撲協会。新型コロナウイルスの感染防止に努めるため、異例ずくめの対応に追われそうだ。
　次の取組の力士に力水をつける行為は、口はひしゃくにつけずに形だけ行うことに。表彰式は優勝力士への賜杯、内閣総理大臣杯の授与のみを軸に調整しており、君が代の演奏も録音されたものを代用するという。優勝力士のパレードも取りやめる。
　相撲協会は報道陣に対しても、取組後の力士への取材を支度部屋の外で行ったり、場所前や場所中の朝稽古取材を自粛したりするように要請した。芝田山広報部長（元横綱大乃国）は「いかにして収束させていくかが一番の問題。私たちも首まで土に入れられている状況で頑張っている」と述べ、理解を求めた。