「伊勢崎ナンバー」導入見送りへ 市民アンケートで過半数が反対

群馬県伊勢崎市は、検討を進めていた自動車のご当地ナンバーについて、市民アンケートで過半数が反対だったことから見送ることを決めました。

「ご当地ナンバー」は、自動車のナンバープレートに希望する地名を表示できるもので、国土交通省が5年ぶりに導入地域を募集していました。これを受け、伊勢崎市は、地元愛の醸成や伊勢崎のPRにつなげたいと導入の検討を始め、9月に市民アンケートを実施しました。アンケートは、1750人から回答があり、「導入に反対」が42.3%と最も多く、「どちらかといえば反対」と合わせて過半数が導入に消極的でした。

こうした結果を踏まえ、伊勢崎市は、ご当地ナンバーの導入を見送ると11日に発表しました。伊勢崎市企画調整課は「導入によって、居住地が知られてしまうことが嫌という意見が多数寄せられた。引き続き、情報収集は継続し、メリットがあると判断した場合は次回も検討したい」とコメントしています。

なお、伊勢崎市では5年前にも同様のアンケートを行い、4人に1人が反対だったため導入を見送った経緯があります。

© 群馬テレビ