香りも味も全然違う!大手4社の「アルコール0.00%ビール」を飲み比べ

東京ウォーカー

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4月に発売した「キリン フリー」の大ブレイクを受け、9月にアサヒ、サントリー、サッポロが続々投入して注目を浴びる“アルコール0.00%ビール”。はたして、味はどう違うのか。発売前のものを含め、4社の商品をひと足早く飲み比べてみた。

まず缶を開けると、プシュッとそれぞれにビールらしい音がする。グラスに注ぐと、どれもビールのように泡立つことに少々驚くと共に、その見た目に期待が高まる。特にアサヒとサントリーは泡立ちがいい。が、いずれもビールより早く泡が消えてしまうようだ。そしてサッポロは泡立ちが少なく、色も他社の製品に比べて薄いのが特徴だ。その理由も含め、実際に飲んでみた製品の特徴を紹介しよう。

■のどごしがいい「キリン フリー」(キリン、4/8発売)

アルコール0.00%ビールの先陣を切ったこの商品。年間販売予定数を2度も上方修正し、発売当初の約4倍に当たる250万ケースとしたが、9月中旬にはその数字も突破してしまった人気ぶりだ。気になる味はと言うと、4社の中で“1番ビールっぽい”という声が編集部の中で多かった。のどごしがよく適度な苦味があり、同社のビール「キリン ラガー」に少し似ている。ただ、後味に少し酸味を感じるのが気になる人もいるかもしれない。

■コクとキレがある「アサヒ ポイントゼロ」(アサヒ、9/1発売)

アサヒは4社の中で一番“個性的な味”だったというのが素直な感想。まず、グラスに顔を近づけると、うん、香りがとてもビールっぽい。そして麦の味わいが強く、コクがあり、飲み応えたっぷりの仕上がりになっている。ただ、同時に甘味も感じるのでこの辺りで好き嫌いが別れるかもしれないが、ビール党にファンが広がりそうだ。

■香りが高い「サントリー ファインゼロ」(サントリー、9/29発売)

飲み終えた後、鼻の奥に香るものが…アロマホップのパワーだろうか? 同社は「麦芽を同社の従来商品の1.3倍使い、アロマホップを100%使用した」という。確かに他社に比べ非常に香りが高いのが特徴で、“地ビール風”と言えるかもしれない。

■クセがなくフルーティ「サッポロ スーパークリア」(サッポロビール、9/30発売)

こちらは1番ライトな口当だ。というのも、同社広報によると、他3社が“ビールに近い味”を求めているのに対し、同社は“機能性”を重視しているという。他社が原材料に麦芽とホップを使うのに対し、サッポロは麦芽エキスを使用。原材料名の筆頭も水溶性食物繊維だ。そのせいかカロリーは他社製品の1/2〜1/3程度の6kcal(100ml中)でプリン体も低い、という健康志向の人がしっかりターゲットに見えてくる。

試飲を終えて、4社それぞれ味も香りも異なることにビックリ。これなら“ノンアルコールはビールじゃないし”と敬遠してきた人も、お気に入りの味を見つけられそうだ。ただどの商品にも言える事だが、アルコールがないのでビールのような“味の余韻”は弱く、風味が持続しづらい。だから美味しく飲むにはしっかり冷やし、“ゴクゴクッ”と一気に飲み干すことをオススメしたい。【東京ウォーカー】

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