東芝：原発検査に18歳未満の作業員が従事－３カ所で労基法違反

2008/06/04 12:40 JST

　　６月４日（ブルームバーグ）：東芝 が請け負った東京電力や東北電力の３カ所の原子力発電所の定期検査で、３次下請会社の18歳未満の８人が年齢を偽って放射線管理手帳を取得、うち６人が放射線管理区域内で材料運搬などに従事していたことが分かった。東芝がウェブサイトで３日発表した。

それによると、放射線管理区域内の就労は18歳以上とすることが労働基準法で定められ、放射線管理手帳も必要。今回は、第三者などが偽の住民票などを提出して手帳を不正に取得していたものと思われるという。

すでに労働基準監督署や発注元の電力会社に報告済みで、引き続き関係機関の調査に全面的に協力してくとしている。同時に今回の事態は、誠に遺憾で今後下請会社に対する指導を徹底していくという。

東芝の株価は前日比５円（0.5％）高の947円（午後零時33分現在）。

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