1万円札偽造の疑いで再逮捕 高速道で脅迫の元愛知県警警察官
一万円札を偽造したとして、愛知県警捜査2課などは21日、元同県警交通部運転免許課の巡査部長、遠藤孝被告(50)=脅迫や銃刀法違反などの罪で公判中=を通貨偽造の疑いで再逮捕した。
再逮捕容疑は、県警の警察官だった2004年ごろ、自分で使うために自宅で、一万円札の表裏をスキャナーで読み取り、プリンター用紙に両面印刷するなどして11枚を偽造した疑い。
同課によると、遠藤容疑者は偽造についておおむね認めているが、紙幣は「使っていない」と供述。ただ同容疑者の車内から押収したニセ札と同じ記番号の3枚について被害届が出ており、同課は実際に使用した疑いもあるとみて調べている。
遠藤容疑者は7月、名古屋市内の高速道路を車で走行中、会社員の車に拳銃の形をした催涙スプレーを向けて脅したとして逮捕された。県警が同容疑者の車を捜索したところ、偽の一万円札8枚が見つかったという。
遠藤容疑者は脅迫罪などで起訴され、県警は9月に懲戒免職処分にしていた。