【キーウ=原川貴郎】ウクライナを訪問中の林芳正外相は9日(日本時間同)、首都キーウでシュミハリ首相と面会した。
林氏は、面会前にロシア軍による多数の民間人虐殺があったブチャを視察したことに触れ、「ウクライナの美しい大地に平和が戻るまで、日本はウクライナと共に歩んでいく」と決意を語った。シュミハリ氏は先進7カ国(G7)議長国の日本による支援に謝意を述べ、今後も日本のリーダーシップに期待する考えを伝えた。
面会には、林氏に同行している楽天の三木谷浩史会長兼社長ら日本企業関係者も同席した。林氏は今後のウクライナの復旧・復興支援への日本企業の関与を深めたいとの意向を伝達。三木谷氏ら日本企業側は、復旧・復興に各社が果たしうる役割について説明した。