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事業仕分け:高額コピー見直し…司法協会請負事業で

行政刷新会議の「事業仕分け」作業で、林業の素材検知業務などについて質問する蓮舫参院議員(左)=東京都品川区で2010年5月25日午前11時8分、久保玲撮影
行政刷新会議の「事業仕分け」作業で、林業の素材検知業務などについて質問する蓮舫参院議員(左)=東京都品川区で2010年5月25日午前11時8分、久保玲撮影

 政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)は25日、公益法人を主な対象とした「事業仕分け第2弾」の最終日の作業を行った。13法人の14事業を精査する。法務省所管の司法協会が請け負っている裁判所内での裁判記録などのコピー業務は、費用が1枚20~50円と設定されていることに「高すぎる」との意見が続出。法務省に「できる限り安くする仕組み」を求めた上で「見直し」と判定された。

 農水省関連では、日本森林林業振興会と日本森林技術協会による「収穫調査業務」など2事業がいずれも非効率と指摘され、「実施機関を競争的に決定する」と判定。民間が参入しやすい環境整備や事業規模の縮減が求められた。

 矯正協会(法務省)は全国の刑務所内で独占的に展開する売店での物品販売など2事業のあり方が取り上げられたが、現職の刑務官が会費を出し合う運営方法について「見直し」が求められた。また、林道安全協会(農水省)による林道施設の安全管理業務に関しては、「実施機関を競争的に決定」とされた。

 独立行政法人と公益法人を主な対象として4月下旬と5月下旬の計8日間公開で実施された仕分け第2弾は、この日で閉幕する。【影山哲也】

毎日新聞 2010年5月25日 11時30分(最終更新 5月25日 13時33分)

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