塩備蓄6300トンを追加で放出 財務省
財務省は28日、同省が所管する財団法人「塩事業センター」の備蓄塩約6300トンを食品メーカー向けに追加で放出すると発表した。福島県いわき市小名浜の製塩工場が東日本大震災の影響で操業を停止していることを受けての措置。同省は17日にも約900トンの放出を決めており、塩の供給量は合計で7200トンに上る。
同センターは災害などの緊急時に備え約10万トンの塩を備蓄している。震災後は西日本の製塩工場数カ所で増産して対応していたが、カップ麺などの食品向けに追加放出の要請がメーカーからあったという。