取り締まり終えた警察官、トラックにはねられ死亡 阪和道

大阪府警本部=大阪市中央区
大阪府警本部=大阪市中央区

31日午後1時10分ごろ、大阪府岸和田市積川(つがわ)町の阪和自動車道上り線で、取り締まりを終えてパトカーに戻る途中だった警察官が後続の中型トラックにはねられた。大阪府警高速隊によると、同隊小隊長の松宮崇警部補(50)で、搬送先の病院で死亡が確認された。

同隊は自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いでトラックを運転していた和歌山県岩出市曽屋のトラック運転手、田川友暉(ともき)容疑者(32)を現行犯逮捕。田川容疑者は容疑を認め、「いつの間にか車線をはみ出していた」と供述、同隊が詳しい経緯を調べている。

同隊によると、現場は片側2車線の緩やかな右カーブ。松宮警部補は30代の男性巡査長と違反車両の取り締まりを終え、路肩に止めた覆面パトカーの運転席に乗り込もうとした際に、はねられたという。

事故の影響で阪和道上り線は貝塚インターチェンジ(IC)―岸和田和泉ICが一時通行止めになった。

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