ZweiがNEWアルバム『Re：Set』の発売決定イベントを開催――新曲も披露

タワーレコード新宿店でアツいライブを展開

　アニメ『ロボテイクス・ノーツ』の『純情スペクトラ』などでおなじみのアーティスト、Zweiが2013年4月24日にNEWアルバム『Re：Set』を発売することを発表。同アルバムの発売決定を記念したイベントが2013年3月3日（日）、東京・タワーレコード新宿店にて開催された。

　この日は、ひな祭りということで、ヴォーカルのAyumuから「ひな祭りのイベントに来ていただきありがとうございます。ひな祭りなのに男のほうが多いって何なんだっていう（笑）」とイベントに集まったファンに挨拶。さっそくベースを担当するMeguとともにゲーム『ロボティクス・ノーツ』の主題歌『拡張プレイス』を披露すると会場は大盛り上がり。さらに、曲の後半ではファンによる大合唱も巻き起こり、Ayumuも「歌聴けちゃって超うれしいんだけど（笑）。ライブハウスじゃないんだよ？（笑）」と満足げだった。

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　タワーレコード新宿店で「ワッショイ！」コールをして盛り上がった後は、2013年4月24日に発売予定のアルバム『Re：Set』についてふたりが語る。アルバムのタイトルにもなっている新曲『Re：Set』は作曲をZweiが担当している楽曲で、なんと4年ほどまえに作った曲であるということが、この日明らかにされた。『純情スペクトラ』にカップリングとして収録された『MONSTER』も同様に4年前に作られた曲で、5pb.に移籍後、アニメやゲームの曲を歌うことになり、アルバムに収録される曲も多彩な色を持った楽曲になっているため、「新たなスタートという意味で“リセット”したい」という思いが込められているとのこと。曲の雰囲気についてはMeguによるとアッパーでデジタル系なサウンドになっており、Ayumuのストレートなボーカルに、Meguの暴れるようなベースが絡む楽曲になっているという。さらに、同曲のPVも撮影しており、こちらは「トリックアートみたいな感じ？」とMeguが表現。撮影ではトランポリンを使った場面などもあったようで、元バレーボール部だったというAyumuがその実力を発揮。「忍者っぽくなっちゃいました（笑）」（Ayumu）と語るほどの跳躍力を見せたとのこと。Ayumuは「気持ち的には大きなトランポリンで、もっと高く飛びたかったです」と語った。

　全14曲が収録されているというアルバム『Re：Set』には新曲のほか、Ayumuがソロでリリースした『オカルティクスの魔女』も収録されているとのこと。同曲はZweiアレンジになっており「もっとヘヴィな曲にアレンジされています」（Megu）と語る。また歌いかたに関して「（Ayumu名義のときは曲に）素直に染まりたいと思いました。Zwei名義だと染めるっていう感じです」とその違いについてAyumuは説明をした。そのほか、プレイステーション3&Xbox 360用ソフト『シュタインズ・ゲート線形拘束のフェノグラム』のエンディング曲『あの夏の日の思い出』と、プレイステーション Vita&プレイステーション3用ソフト『メモリーズオフ6 ゆびきりの記憶』の新主題歌『幻影のメビウス』についても言及。どちらもアルバム『Re：Set』に収録される新曲で、『あの夏の日の思い出』は「Zweiでは久しぶりのバラードです。泣いちゃうよ」（Megu）とコメント。『幻影のメビウス』は「小指のパラドックスみたいなテンポのいい曲になっています」（Ayumu）、「切なさを残しつつもアップテンポなのでライブ終盤に持っていきたい曲になりました」（Megu）とそれぞれが語った。

　さらに、アルバム発売後の2013年4月28日にはワンマンライブも開催されるということで、「私たちも気合入ってます。ワンマンは久しぶりなんで！」（Megu）と気合十分の様子だった。そしてイベントが後半に差し掛かるというところで、ライブパートに移行。アルバム表題曲となる『Re：Set』を初披露する。Ayumuの力強い歌声と終始激しく暴れるように響き渡るベースのサウンドが会場を席巻。ファンも初めて聴く曲だというのに、大いに盛り上がった。続けて『小指のパラドックス』、『純情スペクトラ』の2曲を披露すると、ファンも歌詞をいっしょに歌うなど、ファンとの距離の近い会場ならではの一体感を見せた。