西日本鉄道は13日、福岡県の福岡都市圏と大牟田地域を南北に結ぶ天神大牟田線(74・8キロ)で、有料指定座席を2021年度までに新たに導入する方針を明らかにした。既存の電車への有料座席専用車両の増結や、1編成全てが有料座席の専用列車の導入を検討する。ラッシュ時間帯の通勤客らに一定のニーズがあると判断した。
天神大牟田線の18年度の輸送人員は前年度比1・8%増の9731万人と、沿線再開発による人口増や訪日外国人客の増加などで増加傾向にある。西鉄は「多少追加料金を払ってもラッシュ時に座りたいという利用者の要望がある」(庄崎秀昭・鉄道事業本部長)として、有料指定座席の導入を決めた。
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