東京に「赤ちゃんポスト」 墨田区の病院が2024年度に設置構想

「赤ちゃんポスト」構想が進められている賛育会病院=東京都墨田区太平3で2023年9月28日午前11時14分、秋丸生帆撮影
「赤ちゃんポスト」構想が進められている賛育会病院=東京都墨田区太平3で2023年9月28日午前11時14分、秋丸生帆撮影

 東京都墨田区の社会福祉法人賛育会(小堀洋志理事長)は28日、親が育てられない乳幼児を匿名で受け入れる「赤ちゃんポスト」を、同区の賛育会病院(199床)に2024年度に設置する構想を進めていることを明らかにした。

 医療機関が運営する赤ちゃんポストは、国内では熊本市の慈恵病院が07年に設置した「こうのとりのゆりかご」のみ。実現すれば全国2例目となる。

 賛育会は東京、長野などで計16の医療・福祉施設を運営している。賛育会病院は産科や婦人科、小児科などを持つ。法人によると、赤ちゃんポストは生後4カ月までの早期乳児を対象とし、専門の医療スタッフが24時間体制で対応できるようにする。母親が病院関係者にのみ身元を明かす内密出産の導入も検討している。

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