美 少年、初単独全国アリーナツアー 金指一世「必ず幸せに」那須雄登「オレたちが一番“美少年”でしょ」

全国アリーナツアーを行った美 少年(カメラ・小泉 洋樹)
全国アリーナツアーを行った美 少年(カメラ・小泉 洋樹)

 ジャニーズJr.の6人組「美 少年」が30日、横浜アリーナで初の単独全国アリーナツアー「We are 美 少年~Let’S sing it~」(3都市9公演)の神奈川公演最終日を迎えた。新曲「Big Wave!!!!!!」などオリジナル曲に加え、“先輩”のSMAPや嵐の楽曲も含めた全23曲を披露。観客のハートをわしづかみにした。

 「美 少年」の顔に、声に、姿に、1万5000人のファンが酔いしれた。

 那須「オレたちのこと生で見てどう? 神奈川で、一番“美少年”でしょ」

 金指「横浜アリーナ来ちゃったぞ。必ず幸せにします」

 デビュー前にもかかわらず、アリーナの中心で堂々とした立ち居振る舞いを披露。新曲「Big Wave!!!!!!」や「Sing it」に加え、SMAPの「SHAKE」や嵐の「Troublemaker」など“先輩”の楽曲も歌い上げた。

 16年11月。ジャニー喜多川さん(享年87)が「格好いいメンバーを集めた」と命名。それまでもジャニーさん特有のネーミングはあったが、その中でも独特かつ直球。「外であいさつすると、『ん?』と反応されることもあった」(岩崎)と違和感を持たれることもあったが、グループの躍進や個人のキャラクターが認知され、グループ名も浸透した。“イケメン”ぶりにも磨きがかかった。那須は「全員で内側を向いて円形になった時、『みんな、イケメンだなぁって』」と話し、岩崎も「本気で皆が一番格好良いと思っている」。

 全9公演で約11万1000人を動員予定。観客席から見つめたジャニーズアイランドの社長・井ノ原快彦(46)も「期待度・完成度・スター感がにじみ出ていて、アリーナクラスじゃないと抱えきれないことが分かった」と言いつつ、「『少年隊』は最後まで『少年隊』だった。『NEWS』もどっちのニュースかというくらいになり、『嵐』だって、あの自然(天候)の方とタメを張るくらい。だからこそ、おじいちゃんになっても『美 少年』といえるように頑張ってほしい」とエールを送った。

 デビュー前にしてアリーナツアーを巡る6人組には、この先もデビューやドームなど、さまざまな「夢」が広がる。藤井は「これまで会いに来てもらうことが多かったので、より多くの都市を回りたい」。那須も重ねた。「(命名してくれた)ジャニーさんが褒めてくれたモノを大事にしていきたい」

 どんなに年を重ね、ビッグになろうとも「美 少年」を貫く覚悟はできている。(田中 雄己)

 ◆浮所飛貴 2002年2月27日、愛知県出身。21歳。血液型B。メンバーカラー・オレンジ。自身の顔で好きなパーツ「鼻。横顔がきれいだと言っていただくことが多くて」。「6、7年前は果てしなく広いと感じた横浜アリーナだけど、いろいろな景色を見てきて大きすぎるとは感じなかった」

 ◆藤井直樹 2000年9月18日、千葉県出身。22歳。血液型O。メンバーカラー・緑。自身の顔で好きなパーツ「愛と夢が詰まった涙袋」。「どの公演でもファンのみんなの顔が見られると落ち着く。去年よりもメンバーと視線が合うようになって、余裕を持てるようになったのかな」

 ◆金指一世 2004年2月9日、東京都出身。19歳。血液型O。メンバーカラー・紫。自身の顔で好きなパーツ「眉毛ですね」。「レスポンスできるようなあおりを考えて。その歓声で6人がもっとパワーを持って楽しむことができた。全体としてバランスの良いライブになったと思う」

 ◆佐藤龍我 2002年12月17日、神奈川県出身。20歳。血液型不明。メンバーカラー・赤。自身の顔で好きなパーツ「唇ですね。形が良いと言われることが多くて」。「セットもイチから、いやゼロから?考えて。何より歓声で、ファンの方々と通じ合えているのが伝わって本当にうれしかった」

 ◆岩崎大昇 2002年8月23日、神奈川県出身。20歳。血液型O。メンバーカラー・黄。自身の顔で好きなパーツ「目。目の奥にいる僕が好き」。「HiHi Jetsとは競い合う仲だし、戦友ですけど、どちらが先に(単独アリーナツアーを)したかとかではない。自分たちのペースで」

 ◆那須雄登 2002年1月16日、東京都出身。21歳。血液型B。メンバーカラー・青。自身の顔で好きなパーツ「目ですね」。「サブタイトルには、皆で歌いたい思いを込めて。(菊池)風磨くんから『自分たちで(ライブを)作るとセットごと好きになる』と教えてもらいましたけど、その通りです」

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