日経スペシャル/ガイアの夜明け

-時代を生きろ!闘い続ける人たち-

Tuesday  22:00  ON AIR/Navigator:役所広司/Narrator:蟹江敬三

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日経スペシャル「ガイアの夜明け」
2002年6月2日放送

◆ 第 8 回 ◆

予告 ●1兆円市場 まぐろビジネスを追う
  日本は世界で獲れるマグロのおよそ半分、刺身用マグロにいたってはその8割から9割を消費している。市場規模にして約1兆円。そんなビッグビジネスの生産(漁獲)、流通、消費の現場に携わる人間を通してマグロ経済の裏側を描き、また、最新情報を伝える。

  主題1<台湾系漁船のマグロ漁獲増大と日本のマグロ遠洋漁業>

高級食材としてのイメージが強かったマグロはここ数年、取引価格が最盛期のおよそ半値にまで下落している。

予告 消費者からすると歓迎すべきマグロの安値は、その反面、日本のまぐろ遠洋漁業生産者を苦しめている。折りしもマグロ資源の涸渇を訴える国際世論の高まりを背景に、マグロ漁を行う海域で操業する関係各国が国際条約を結び、漁獲規制を課すようになった。よって、日本をはじめとした遠洋はえ縄漁船の操業国は漁船の数を減らしてきた…日本のまぐろ漁に従事する船員たちの、失業問題が生まれる。

  他方、漁獲規制を逃れる為、マグロ資源管理に関する国際条約に加盟していない国へ船籍を移して操業するマグロ漁船『便宜置籍漁船』がある。これらの漁船のほとんどが台湾資本の船であることから、台湾漁業が非難を受けている。その台湾船や台湾系便宜置籍漁船に乗り込む日本人船員が数多くいるという。

  番組では、台湾船や台湾系『便宜置籍漁船』の乗船経験者や、まさにこれから乗りこまんとする漁船員の取材を敢行、年々生産量が増大するそれらのマグロが日本経済に及ぼす影響を探る。

主題2<クロマグロ完全養殖>

最近、スーパーなどの小売店でもよく見かけるようになった「蓄養」「養殖」という表示のマグロがある。

クロマグロの養殖技術をリードしてきたのが、近畿大学水産研究所。世界的に注目を浴びてきたその技術が今年、完成の域に達しようとしている。

日本のマグロ養殖技術がマグロビジネスに将来与える経済的インパクトを見据え、現在進行形のその技術確立に到るまでの苦労や最新情報を報告する。 

以上、2つの主題を通して、限られた水産資源としてのマグロの持続可能な利用方法、そして、マグロビジネスの将来像までをも描く。

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