昨年3月にビートたけし(71)が独立した芸能事務所・オフィス北野の新社長に就任したたけし軍団のつまみ枝豆(60)と新専務取締役のダンカン(60)が新年のあいさつで東京・大手町のサンスポ編集局を訪れた。昨年11月27日の株主総会で新体制が承認され、社名の存続も決定したと報告。新規事業で才能ある若手芸人の発掘に着手しており、ダンカンは「新元号で第2のビートたけしを作りたい!」とぶち上げた。
3日に還暦の誕生日を迎えたダンカン新専務と、1歳上の枝豆新社長は赤のちゃんちゃんこ姿で新年のあいさつ。新体制発足を報告すると、枝豆は「マスコミには空中分解とか前途多難とか散々言われるけど、2人は役員としてちゃんとやってますから!」とアピールした。
枝豆は「代表取締役 青木隆彦」、ダンカンは「専務取締役 飯塚実」と本名の新名刺を用意。これまでたけし軍団の中核として弟分を牽引してきたが、昨年末は裏方に徹し、名古屋、大阪のテレビ局など精力的に回り、タレントや俳優の売り込みに奔走した。
芸人としても活躍する枝豆だが、「今は自分より『会社をよろしくお願いします』という立場。営業マンは100件回って1、2件の仕事を取ると言うけど、その必死な気持ちはよく分かる…」としみじみ語った。
オフィス北野の騒動では森昌行前社長(65)と軍団は経営方針などで対立したが、問題解決のため、2人は同5月にたけしの指名で取締役に就任。話し合いを重ねた結果、森氏と軍団は同6月に和解し、同11月27日の株主総会で新体制が承認された。