ふぉ～ゆ～、NHKホールで「東名阪ツアー」初日…ひらめいた野望　紅白“便乗”出演計画

2022年11月22日 04時00分

新たにデザインした「ふぉ～ゆ～カラー」を取り入れた衣装でポーズを決めるふぉ～ゆ～

　アイドルグループ「ふぉ～ゆ～」が21日、東京・渋谷のNHKホールで2年連続2度目の東名阪ツアー（3都市8公演）の初日を迎えた。後半にはジャニーズJr.時代から長きにわたってバックを務めていた先輩デュオ「KinKi Kids」のメドレーを披露した。KinKiはこの会場で大みそかに行われる「第73回NHK紅白歌合戦」に6年ぶり2度目の出場が決まっており、メンバー4人は“便乗”出演計画を明らかにした。

【画像】紅白歌合戦出場歌手＆曲順

　昨年、ふぉ～ゆ～は初の単独全国ツアーを開催した際、CDデビューを実現させるための強引な策として中身が入っていない空のCDケースをグッズとして販売した。すると、KinKiの堂本光一（43）が大ウケして「CDケースデビューおめでとう。俺らは曲とMVつけるのにお前らケースだけで1800円か」と祝福した話が話題になった。

　堂本剛（43）からも愛されるふぉ～ゆ～は、この日のライブのクライマックスにKinKi Kidsメドレーを用意。「硝子の少年」「雨のMelody」「フラワー」などを歌いつないだ。昼公演後の取材でも、メンバー4人は今年25周年を迎えた先輩への愛をあらためてアピールした。

　辰巳雄大（35）は「お世話になった先輩数々いますけど、特に濃くバックに付かせていただいた」とし、越岡裕貴（36）が「お兄ちゃん的存在です」と言えば、松崎祐介（36）が「お兄ちゃんじゃないよね、ブラザー！」と、相変わらずのお調子者らしさを発揮。そして、リーダーの福田悠太（36）が“本題”に入った。

　「僕らキンキメドレーやったじゃないですか。今回、会場がNHKホールということで、紅白にKinKiさん出るのですが、僕らずっとバックに付かせていただいているし、キンキさんの紅白のバックとか、出たいな！って」

　全員の総意だった。越岡も「（キンキの曲で）踊れない曲はないよね」と自信をのぞかせ、辰巳も「場所も温めましたし、ふぉ～ゆ～もNHKホールの導線とか覚えたし、キンキ兄さんたちには何の手間もかけないので、紅白盛り上げられるなぁ。バックに久しく付いていなくて、キンキ兄さんもそろそろ（ふぉ～ゆ～を）欲している時期だと思う」とポジティブに分析した。

　4人全員でキンキの2人に直談判することを決意したふぉ～ゆ～だが、越岡は「手を組みましょう」とスポーツ紙の報道を“追い風”にする戦略を提示。「外からの声がすごく助けになる。大きいほど直談判もしやすい」と笑った。辰巳は謙虚に「あわよくば間奏で『ダンス：ふぉ～ゆ～』ってテロップで紹介してもらえるだけでもいい！」と夢舞台への憧れを口に。ちなみに大みそかのスケジュールは空けてあるという。

○…ジャニーズ事務所は今月15日にコンサート開催ガイドラインの緩和を発表。マスクの着用を前提に、隣の席の人と会話する程度での声量の歌唱やタレントへの声援を許可するとした。ふぉ～ゆ～のコンサートは、新ルールが適用される初めての公演となった。

　ツアータイトルになった「Good Job（グッジョブ）」のフレーズをファンとコール＆レスポンスするなど、久しぶりにファンと直接ステージから交流。辰巳は「やっぱり声って人に何かを届けるためにあるんだと改めて感じました。今日を楽しみにしてくれていた気持ちを投げてくれて、一緒にライブを作ってるなとというのをいつも以上に感じました」と感慨深げだった。

　未発表の新曲「Rock the Show」で幕を開けたステージで、メドレーを含む23曲を披露。先月28日に世界デビューした後輩グループ「Travis Japan」も客席で見守る中、同グループのオリジナル曲「夢のHollywood」も披露してメンバーとファンを喜ばせた。