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  • 国民栄誉賞見送りへ 金メダル選手に紫綬褒章

     アテネ五輪で金メダルを獲得した日本人選手への国民栄誉賞の授与が見送られる方向となった。政府関係者が26日、明らかにした。政府は金メダルを獲得した選手全員に秋の叙勲で紫綬褒章を贈ることを検討している。  平泳ぎ100、200メートルで金メダルを獲得した北島康介、柔道で金メダルを取った谷亮子の両選手らは既に昨年、学術や芸術、スポーツ分野の功績者に贈られる紫綬褒章が授与されており、2度目の受章者には銀製の「飾版(しょくはん)」が贈られる見通しだ。  政府は一時、谷選手らに国民栄誉賞を出すことを検討していたが、細田博之官房長官は26日の記者会見で国民栄誉賞について「まだ全く検討していない」と否定。選考に関し「確たる基準がなく、その時々の判断だ。ホームラン記録の王貞治氏は授与されたが、野球で大変な実績を残した長嶋茂雄氏には贈られていない」と線引きの難しさを指摘した。
      【共同通信】