ロシア、南部国境で検問所攻撃 ルーマニアが非難

26日、ウクライナ南部オデッサ州のオルリフカ付近で、ロシアの無人機攻撃で起きた爆発(Gabor Petru/Volunteers Without Borders提供、ロイター=共同)
26日、ウクライナ南部オデッサ州のオルリフカ付近で、ロシアの無人機攻撃で起きた爆発(Gabor Petru/Volunteers Without Borders提供、ロイター=共同)

ウクライナメディアは26日、ルーマニアとの国境に位置するウクライナ南部オデッサ州のオルリフカ検問所がロシア軍の無人機攻撃を受けたと伝えた。英BBC放送によると、同検問所はルーマニアとの間にある唯一のフェリー検問所。攻撃でトラック数十台が被害を受け、2人が負傷した。

ルーマニア国防省は「不当かつ違法な攻撃を非難する」との声明を出した。ルーマニアには無人機の破片とみられるものが落下するなどしており、緊張が高まっている。

一方、ロシア国防省は26日、ウクライナ南部ヘルソン州でウクライナ軍の弾薬庫を巡航ミサイルで25日に攻撃し、3千トン以上の弾薬の破壊に成功したと発表した。空中発射型の巡航ミサイルで12の格納庫を破壊したと表明。通信アプリで攻撃の様子だとする映像も公表した。

英国防省は26日、ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島に拠点を置くロシア黒海艦隊が最近受けた攻撃について、これまでに比べ「より被害が大きく組織的だった」と分析した。(共同)

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