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【芸能・社会】

光一 つまずいても前へ 「Endless SHOCK」千秋楽

2015年4月1日 紙面から

 先月19日に事故が起きたKinKi Kids堂本光一(36)主演の舞台「Endless SHOCK」が31日、東京・丸の内の帝国劇場で千秋楽を迎えた。

 カーテンコールで堂本は「ぼくらにとって試練の年だったかもしれません」と振り返り、スタッフとファンに感謝の言葉を送った。そして作品のテーマ「ショー・マスト・ゴー・オン(どんなことがあってもショーを続けなければならない)」に重ね合わせ、「つまずいても一歩踏み出し、また全力で走って行くことを体現しながらステージに立てた」と語った。

 初演から15年。小さなトラブルはあっても事故は防いできた。それでも「あってはならない事故」(堂本)が起きた。可動式LEDパネルが倒れ、ダンサーらが下敷きになった時、堂本は舞台袖で着替えていた。「音はそれほどしなかったが、スタッフと出演者が凍りついているのを感じ、ステージを見ると、もう倒れていた。今でも状況が目に焼き付いている。信じられなかった」と堂本。それでも舞台人として着替えを続けた。公演中止が決まると、今度は座長として人命優先で状況の把握に努めた。

 今回の事故で出演者全員の「公演を成功させよう」という強い意志を確認できたという。「絶対に美談にしてはいけない」と念押しした上で「この思いは忘れちゃいけない」とカンパニーの絆を噛みしめた。

 SHOCKはこの日で通算1287回を迎えた。「ステージには、どういう感情で立たなければいけないのか、歌わなければいけないのか。わかっていたつもりなのに、悔しいけど、あの事故を受けてあらためて学ぶことが多かった。この気持ちを忘れず、やっていきたい」

◆ジャニー社長「光一はしっかりしていた」

 「SHOCK」の作・構成・演出を手掛けるジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(83)が事故について語った。

 社長は、事故の一報を受けた瞬間を「長年やってきて神経を使っていたのに…」と痛恨の思いだったという。次々と電話がかかってきたが、みんな慌てていて「何を言っているのかわからなかった」とも。だが主演の堂本は頼もしかった。「こっちはショックを受けたけど、光一はしっかりしていた。プロとして15年やってきてたから、男として座長として対応はしっかりしていましたよ。やっぱり15年の成長ですね」

◆10月大阪、11月福岡公演

 「SHOCK」の地方公演が決定。10月に大阪・梅田芸術劇場、11月に福岡・博多座でそれぞれ一カ月公演を開催、日程は未定。主人公のライバル役は内博貴(28)。帝劇に出演した「ふぉ〜ゆ〜」の越岡裕貴(28)、福田悠太(28)に代わり、辰巳雄大(28)、松崎祐介(28)が出演。前田美波里(66)は引き続き出演する。

 

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