九州電力の玄海原発4号機 テロ対策施設が完成
九州電力は2日、玄海原子力発電所4号機(佐賀県玄海町)でテロ対策施設「特定重大事故等対処施設(特重施設)」が完成したと発表した。特重施設は国の新規制基準で設置が義務付けられている。4号機は22年9月の設置期限を満たせず、同12日から停止している。九電では今後の工程を精査し、2月16日に予定する再稼働の前倒しも検討する。
同施設は航空機の衝突などを想定し、原子炉の冷却機能が失われた場合に注水などを行う機能を備える。玄海3号機では22年12月5日に完成し、同12日に発電を再開している。