「カルガモ走法」の業者を逮捕 ETC不正通過の疑いで兵庫県警高速隊は18日、名神高速道路の自動料金収受システム(ETC)で料金を支払わずに通過したとして道路整備特別措置法違反(不正通行)の疑いで、同県西宮市今津二葉町、運送業「赤帽男(まもる)運送」吉井守容疑者(55)を逮捕した。 高速隊によると、大型トラックのすぐ後ろにつけ、ETCのバーを一緒に通過して支払いを免れていた。親子が一列になって歩く姿に似ていることから「カルガモ走法」と呼ばれているという。「経費節減のためだった」と容疑を認めている。 進入記録や料金所にあるカメラの映像から、2008年4月~ことし1月に名神高速で263回(計約14万円)、阪神高速で197回(約11万円)の不正通行を繰り返したと高速隊はみている。 逮捕容疑は昨年5月、軽トラックで西宮市の名神高速道路の西宮料金所を通過する際、ETCカードを抜き取り課金されない状態で通行した疑い。 西日本高速道路によると、吉井容疑者の不正通行が固定カメラに多数回記録され常習的に行われていることが判明したため、昨年11月に県警に通報した。今後、割増金を含む3倍の支払いを請求する方針。 【共同通信】
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