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Facebook、社名を「メタ」に変更 仮想空間に注力

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【シリコンバレー=奥平和行】米フェイスブックは28日、同日付で社名を「Meta(メタ)」に変更したと発表した。2004年に発足した同社はSNS(交流サイト)を軸に成長してグループ全体の利用者が36億人に迫るが、企業体質や管理体制への批判が高まっている。社名変更によってイメージを刷新し、仮想現実(VR)などの成長領域に注力する。

「メタバース」構築へ1.1兆円

同日に開いた開発者会議でマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が説明した。事業がSNSに加えて画像共有アプリや「メタバース」と呼ぶ仮想空間の構築に広がっていると指摘し、「当社の事業のすべてを包含する社名が必要になっている」と述べた。フェイスブックはSNSの名称として利用を継続する。

新たな社名のもと、メタバースの構築に注力する。VRや拡張現実(AR)などの技術を組み合わせて仮想空間で遊んだり交流したりできる基盤を作り、関連サービスを拡充したい考えだ。ザッカーバーグ氏は今年7月、「数年内に当社はSNSの企業からメタバースの企業へ変わる」と説明していた。

25日には決算の開示方法を変更し、21年10~12月期からSNSなどの既存事業を主体とする「ファミリー・オブ・アップス」と、メタバース事業を含む「フェイスブック・リアリティー・ラボ」に分けて売上高と営業利益を公表すると発表していた。また、21年12月期に同事業に約100億ドル(約1兆1000億円)を投じ、さらに増やしていく考えも示している。

登記上の正式社名は「メタ・プラットフォームズ」とする一方、対外的にはメタの名称を使用するとしている。日本の証券コードに相当するチッカーシンボルは12月1日に、現在の「FB」から「MVRS」に変更する。社名変更の発表を受け、同社の株価は一時、前日比約4%上昇した。

フェイスブックは04年に米ハーバード大学に在学中だったザッカーバーグ氏らが立ち上げ、世界最大のSNSへと成長した。12年には画像共有アプリ「インスタグラム」、14年には対話アプリ「ワッツアップ」の運営会社をそれぞれ買収し、VR端末の開発会社も傘下に収めている。

高まる批判、社名変更でイメージ刷新

収益面ではSNSの利用履歴をもとに一人ひとりの趣味や好みを把握し、最適な広告を配信する事業を拡大させた。世界の企業は効率的な広告配信の仕組みを評価し、同社の売上高は20年12月期に859億ドルまで拡大。インターネット広告で米グーグルに次ぐ世界シェアを確保した。

米シリコンバレーの成功物語として称賛を浴びる一方、詳細な個人情報に依存する事業モデルはプライバシー重視の流れの中でたびたび批判を浴びてきた。特に16年の米大統領選で同社が集めた大量の個人情報が不正使用されたケンブリッジ・アナリティカ事件が発覚すると、米国を中心に社会的な反発が強まった経緯がある。

足元では13歳未満を対象としたインスタグラムを開発する構想が表面化し、米国で消費者保護団体などの反発を招いた。また、9月半ばからは元社員が持ち出した大量の社内文書を元に米メディアが同社の企業体質や管理体制の不備を相次いで報じ、社内外で批判が高まっていた。

米国では消費者に加えて社員が社会的な問題に対する企業の姿勢を重視するようになっており、人権問題の軽視なども報じられてきたフェイスブックは企業イメージの刷新が急務だとの指摘も出ていた。ただ、社名変更後もザッカーバーグ氏が議決権の過半を握り、会長とCEOを兼務する体制が続く。企業統治に問題があるといった批判が続く可能性がある。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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