横浜市神奈川区のポートサイド公園に隣接する旧YCAT(横浜シティ・エア・ターミナル)跡地に、市内にあるインターナショナルスクールが移転することが1日、分かった。運営するのは同市鶴見区東寺尾の「ホライゾン学園」。市と同日から22年間の定期借地権契約を締結、2018年9月の開校を目指す。
同学園には、現在幼稚園から高校までの230人が通っている。近年入学希望者が増えており、移転後は最大720人規模に増やす見通し。
旧YCATは1979年度に完成。現在の横浜駅東口に移転後、2006年度に役割を終えた。鉄骨2階建ての建物を含む跡地は約4500平方メートル。インターナショナルスクールはそのうち、公園として利用されるエリアを除く約4千平方メートル。来年建物を解体し、ほぼ同じ高さの2階建て校舎を建設する。屋上にはグラウンドを整備する。コミュニティースペースや防災備蓄庫なども備える。
市は旧YCATの跡地利用を巡り、14年12月に民間事業者へのニーズ調査を実施、今年6月から事業者を募集していた。