アフガン和平会議、ラマダン明けの5月中旬以降に延期 トルコ発表

[アンカラ/カブール 20日 ロイター] - トルコのチャブシオール外相は20日、同国のイスタンブールで24日から開催予定だったアフガニスタン和平に向けた関係者会議をイスラム教のラマダン(断食月)明けの5月中旬以降に延期すると明らかにした。
米国が9月11日までにアフガン駐留米軍の撤退を表明したことを受けて、トルコ、カタール及び国連の主催で反政府武装勢力タリバンとアフガン政府の合意を早期に実現させるため、双方が参加する会議が予定されていた。
チャブシオール氏は、テレビ局ハバールテュルクに対して、準備に関する問題で延期が決まったと述べた。タリバンが参加に合意したかどうかには言及しなかった。
アフガン政府は、この件に関してコメントを控えている。タリバンのスポークスマンはロイターに対して、延期に関する情報は何も得ておらず、ラマダン明けの会議の日程に関して何も言えないと述べた。
タリバンは以前、アフガンから外国駐留軍が全て撤退するまでいかなる首脳会議にも参加しないとの意向を示していた。米国とタリバンは昨年、5月1日までの外国軍撤収で合意していたが、バイデン大統領は先週、撤収期限を延期した。

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