米、200超個人・団体を指定 ウクライナ侵攻で対ロ追加制裁
【ワシントン時事】米政府は2日、ロシアのウクライナ侵攻に加担し、技術や軍事転用可能な部品などを供与したとして、ロシアや中国などを拠点とする200を超える個人・団体を制裁対象に追加指定したと発表した。米国内の資産が凍結される。
国務省が指定した制裁対象には、北極圏の液化天然ガス(LNG)プロジェクト「アークティックLNG2」の事業会社が含まれた。9月には同プロジェクトに参加する建設会社などが制裁対象に指定されていた。プロジェクトには、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と三井物産が権益を持っている。
ブリンケン国務長官は声明を出し、制裁措置は「将来の収益を破壊目的に注ぎ込むことを制限するものだ」と強調した。