荒井里奈さん死去 本紙「舌はないけど」
2022年1月19日 05時00分 (1月19日 05時00分更新)
がんで舌をほぼ摘出し、二〇一八年から本紙朝刊に闘病記「舌はないけど」を連載した荒井里奈(あらい・りな)さんが十七日、岐阜県羽島市の自宅で死去した。四十七歳。岐阜県下呂市出身。葬儀・告別式は二十一日午前十時から下呂市萩原町花池一八五、JAひだ葬祭センター萩原。喪主は父久永(ひさとし)さん。
同県高山市のホテルで働いていた一五年、舌下腺の腺様のう胞がんで、舌の大半と顎の骨を切除。懸命のリハビリで話す力、食べる力を取り戻した。
一八年四月から二一年九月まで、本紙朝刊で闘病記を計八十三回連載。常に楽しみを見いだす姿は多くの人に勇気を与えた。連載をまとめた「舌はないけど がんと生きる」(中日新聞社)を...
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