EARTHSHAKER(アースシェイカー)の徹底解説まとめ

EARTHSHAKERとは、1978年に関西で結成された日本のメタルバンド。1983年に1stアルバムをリリースし、1986年に日本武道館初公演。1994年に一度解散するが、1999年に再結成を果たす。90年代の日本のバンドブームを牽引した、礎となる正統派ロックバンドであり、その後も活動を継続している非常に貴重なバンドである。

渡辺芳信(わたなべよしのぶ)。愛称は“わったん”。
結成時のメンバーでドラムス担当。当初は、二井原(Vo.B)、石原(G)、渡辺(Dr)のトリオ編成であった。
ハワイの大学へ留学する為、結成後1年で無念の脱退。(その後、工藤が加入)。

デビュー前のバンドの練習、リハーサルには“わったん”宅が利用されていたが、本人はアースシェイカーでドラムを叩きながら留学の勉強に励んでいた。
留学後、当時のメンバーであった二井原にハワイから幾度か手紙と写真を送っている。「ハワイの海岸をバックにスポーツカーに乗って笑顔の写真だった」という(二井原談)。

EARTHSHAKERのディスコグラフィー

スタジオ・アルバム

EARTHSHAKER

1983年6月21日リリースのデビューアルバム。セルフ・タイトルが指し示すとおり、バンドの音楽的原点がここに詰まっている。
プロデュースは音楽評論家の伊藤政則氏。

01.EARTHSHAKER
02.WALL
03.412
04.I FEEL ALL SADNESS
05.DARK ANGEL(ANIKALS)
06.MARIONETTE
07.CHILDREN'S DREAM
08.TIME IS GOING
09.夢の果てを

FUGITIVE

1984年3月1日リリース。アースシェイカーの人気を不動のものとした傑作2ndアルバム。
サンフランシスコ・レコーディングを敢行し、プロデュースは1stと同じく伊藤政則氏を招聘。永遠の名曲と言われる「MORE」を収録。

01.記憶の中
02.YOUNG GIRLS
03.SHINY DAY
04.LOVE DESTINY
05.MORE
06.22:00
07.DRIVE ME CRAZY
08.FUGITIVE

Midnight Flight

1984年10月25日リリースの3rdアルバム。2ndアルバムから僅か半年後のリリースであるが、サンフランシスコのオートマット・スタジオで制作した意欲作。
2ndシングルとしてカットする事となった「RADIO MAGIC」も収録。この曲はバンドを代表する大ヒットシングルとなった。

01.T-O-K-Y-O
02.MIDNIGHT FLIGHT
03.RADIO MAGIC
04.FAMILY
05.ざわめく時へと
06.失われた7224
07.MONEY
08.ただ悲しく

PASSION

1985年9月18日リリースの4thアルバム。
アースシェイカー初のセルフ・プロデュース作品。L.A.のヴィレッジ・スタジでレコーディングされた。
レコーディング。エンジニアは、「ラット」のチーフ・エンジニアとしても知られる、ジム・ファラーチを起用。
歌い上げのヴォーカルが特徴的な至高のバラード「ありがとう君に」が収録されている。

01.COME ON
02.THE NIGHT WE HAD
03.CAN'T STOP LOVING(君がゆれる)
04.WHISKY AND WOMAN
05.HUNGRY DOLL
06.HEAVY DANCE
07.流れた赤い血はなぜ!
08.SWEET HARD ON
09.ありがとう君に

OVERRUN

1986年7月15日リリースの5thアルバム。
キーボードを大胆にフィーチャーするという新たな試みにうって出た作品。アルバムリリース後のツアー、OVERRUN TOURより、キーボーディストとして、TOSHI(永川敏郎)が正式加入。

01.DON'T NEED TO SURRENDER
02.GAMBLER
03.LITTLE GIRL
04.SILENT ANIMAL
05.HEARTBREAK NIGHT
06.PAPER MUSIC
07.いま君にまた逢えて
08.なくした唄を
09.I'M LIKE A GYPSY YOU'RE LIKE A GYPSY
10.銀のピアス

AFTER SHOCK

1987年10月5日リリースの6thアルバム。
レコード会社を東芝EMIに移籍後、第一弾アルバムとなる。「愛だけは消さないで」がシングルカットされる。

01.ため息混じりの愛の中で
02.MISTY WORLD
03.BEHIND THE SCENE
04.涙を流したあとは
05.そっと深く眠れ
06.GARAGE
07.愛だけは消さないで
08.HURTED PARTNER
09.NIGHT FACE
10.何処へ
11.LET’S GO FIRE

SMASH

1988年7月24日リリースの7thアルバム。ジャーニーやヨーロッパ等のアルバムを手掛けてきたケヴィン・エルソンを迎え、バークレイのスタジオでトラックダウンを行う。

01.ONE NIGHT
02.PIERROT
03.DANGER
04.WHY TRUE LOVE
05.CHEAP TROUBLE
06.この愚かな罪に
07.奇跡を待ちくたびれ
08.SECRET SIGNAL
09.OUT OF BREATH
10.DON'T LOOK BACK

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