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【J1:第16節 名古屋 vs G大阪】ストイコビッチ監督(名古屋)記者会見コメント(09.07.05)

7月5日(日) 2009 J1リーグ戦 第16節
名古屋 2 - 1 G大阪 (18:03/豊田ス/24,749人)
得点者:8' レアンドロ(G大阪)、44' ダヴィ(名古屋)、89' 巻佑樹(名古屋)
スカパー!再放送 Ch308 7/6(月)13:00〜(解説:川勝良一、実況:八塚浩)
勝敗予想ゲーム
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●ストイコビッチ監督(名古屋):

「今日はとてもエキサイティングでワクワクするような、面白いゲームでした。後半ロスタイムに起きた事は私にとっても驚きでしたが、重要な事は、我々が勝ったという事実です。多くの選手が欠けている状況で強いガンバに勝った事を喜ばしく思います」

Q:1失点はしましたが、竹内彬選手と佐藤将也選手という経験の少ない組み合わせとなったセンターバックについての感想をお聞かせください。
「失点シーンだけが問題だったと思いますが、それ以外のシーンでは問題なくプレーが出来ていました。序盤はディフェンスラインが100%チームに参加することが出来ていない感触でしたが、特に佐藤は経験が少ない中、良いプレーを見せてくれたと思います。私としても満足していますし、彼をセンターバックで起用した事に応えてくれ嬉しく思います」

Q:今日は中盤を3人で守り、ボールを奪ってからはサイドの玉田、マギヌン選手へ繋ぐプレーに徹していましたが、今後もこの戦い方を採用されるのでしょうか?
「今日は我々にとって特別なゲームでした。我々はリーグ戦4連敗中のため、とても重要なゲームでした。監督同士としても戦術と戦術、そしてアイディアの戦いでもありました。
今日は中盤を3人で守り、さらにサイドの玉田、マギヌンもしっかりと守備で貢献してくれました。戦術がしっかりとフィットしましたし、G大阪もエネルギーを使い果たしたのではないかと思います。そしてグランパスは守備から攻撃への切り替えも早く、素晴らしいプレーを見せてくれました。G大阪もテクニックがあり素晴らしいプレーをするチームですが、そのようなチームと戦うために今日の様な戦い方をしました。4-3-3という形で試合を始めたのですが、今日の戦いには満足しています。
しかしながら最後の15分間はG大阪がしっかりとキープし、我々グランパスとしても危機的な状況に追い込まれていました。それでもグランパスもそのG大阪に対抗し、勝利に値するプレーをしたと思います」

Q:チーム内でも最も戦う気持ちを持っていると話される巻選手が最後にゴールを決めました。彼のゴールについて感想をお聞かせ下さい。
「巻は前線でプレーする選手ですし、ダヴィを助ける意図もあって投入しました。彼には、前線でしっかりプレーして得点を決めて来いと指示を出してピッチへと送り出しました。
試合前には、今日は巻をセンターバックで起用してはという話もあったのですが、やはり私としては前線でプレーさせました。それに巻も応えてくれ、嬉しく思います。
今日のグランパスには決定力がありました。今シーズン、開幕前に“Never give up for the win”というスローガンをチームとして掲げましたが、今日はまさに『最後まで諦めない』気持ちを持って戦ってくれたと思います。CKから竹内の惜しいヘディングがあったりとチャンスは他にもありましたが、今日は素晴らしいゲームだったと思います」

Q:巻選手のセンターバックについては、だれと話されたのでしょうか?
「巻は大学までセンターバックでもプレーしているから、チームのスタッフと話をしました。しかしながら、それは昔の事でもうプレーを忘れているのではないかと思い、前線でプレーさせました(笑)。
今日は我々の精神的な強さが見られたと思います。今日の選手達は、悪い流れを断ち切るんだという強い気持ちを持ってプレーしていました。もしこの戦いで負けていたとしても、その場合は相手を祝福する事になったと思います」

以上