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名古屋グランパス・新加入の河昌来はファイター系のセンターバック「長所を生かさないと生き残れない」日本でも闘志を武器にする

2024年1月17日 21時16分

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ミニゲームで競り合う名古屋・河昌来(右)

ミニゲームで競り合う名古屋・河昌来(右)

 名古屋グランパスは17日、沖縄県南風原町の黄金森公園陸上競技場での春季1次キャンプ3日目でミニゲームを交え、1時間半ほど練習した。韓国1部・浦項から加入したDF河昌来(ハ・チャンレ、29)は初のJリーグながらチームを理解し、戦力となることを誓った。
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 礼儀正しい振る舞いに、穏やかな表情。そのような普段とは裏腹に、ユニホームに身を包めば別の姿を見せる。河昌来は「その通りに、(韓国の)Kリーグではファイター系のセンターバックだった」と笑み。「日本で自分の長所をもっと生かさないと、生き残れないと思う」とグランパスでも激しいプレーをいとわない闘志を武器とするつもりだ。
 Jリーグでのプレーは、子どものころから「一回は絶対あの舞台に立ちたいと思っていた」夢だったという。その思いを強くしたのが、昨年10月24日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の浦和戦(埼スタ)。「Kリーグとは観客の数だったり環境だったりが違うんだなと思った」という。
 合流5日目ながら、練習でも韓国との違いを感じている。単純なフィジカルトレーニングが少なく、ボールを使うメニューが多いのが長谷川監督流だが、「韓国は筋トレや有酸素系、そういうのが多い」。まずは練習に慣れ、求められることを理解する日々だ。
 その中でも早速、柔らかい足さばきからスルーパスを見せたり、ロングボールを送ったりし、「ナイス、チャンレ」とコーチから声をかけられた。「自分のポジション的にそういうパスを出せる余裕もあるし、そういうポジションだと思っている」
 大きく入れ替わったセンターバック陣の柱として期待がかかるものの「とりあえずは、新加入選手と昨季からやっていた選手が一緒にやりながら組織力を高めることが一番」と過度な気負いはない。開幕までの残り1カ月間、相互理解を深めていく。
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▼河昌来(ハ・チャンレ)1994年10月16日生まれ、韓国・龍仁市出身の29歳。188センチ、82キロ。中央大学校から韓国のKリーグ・仁川を経て浦項入り。兵役の後、昨季は浦項の主力CBとして29試合出場2得点。韓国1部通算では156試合出場7得点。

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