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志願兵38万人、来年も活用 消耗戦でウクライナ威圧―大統領選前に動員回避・ロシア

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志願兵らの訓練を視察するロシアのショイグ国防相(右端)=5日、南部ロストフ州(国防省提供)(EPA時事)

志願兵らの訓練を視察するロシアのショイグ国防相(右端)=5日、南部ロストフ州(国防省提供)(EPA時事)

 ウクライナ侵攻を続けるロシアのメドベージェフ前大統領(安全保障会議副議長)は25日、今年1月以降、新たに志願兵ら約38万5000人が軍務に就いたと明らかにした。志願兵の活用を「最高司令官(プーチン大統領)が来年も続けるよう決めた」と説明。戦況が消耗戦の様相を呈する中、兵員についてロシアは無尽蔵に近いと主張し、ウクライナと支援する西側諸国を威圧する狙いとみられる。

30万人志願、動員回避 「北朝鮮から派兵」強く否定―プーチン氏

 ロシアは昨年秋、予備役30万人の部分動員令が徴兵忌避や反戦運動を生み、国内が混乱に陥った。志願兵の存在によって今年と来年、動員が回避できると示唆することで、プーチン政権には来年3月の大統領選への悪影響を最小化する思惑もあるもようだ。

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