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カスペルスキー、米FCCが安全保障上の脅威認定-ロシア企業初

更新日時
  • 中国電信とチャイナモバイルもリストに追加
  • リストに掲載された企業の機器購入に連邦補助金は使用できない

米連邦通信委員会(FCC)は25日、ロシアのインターネットセキュリティー会社カスペルスキーを国家安全保障上の脅威と見なす通信機器・サービスのリストに追加したと発表した。ロシア企業がリストの対象となるのは初めて。

  また、中国電信(米州)、チャイナモバイル(中国移動)インターナショナルUSAもリストに追加された。リストに掲載された企業の機器やサービスの購入に連邦補助金を使用することはできない。

  ローゼンウォーセルFCC委員長は今回の措置について、国家安全保障上の脅威に対し米国の通信網を強化する取り組みの一環だと説明。同氏は以前、ロシアのウクライナ侵攻を受け、サイバー攻撃の可能性を警告していた。

  カスペルスキーは声明で、FCCの措置に「失望」しているとし、「カスペルスキーの製品とサービスの総合的な評価ではなく、地政学的情勢に基づいた対応」だとコメントした。

原題:Kaspersky, China Telecom, China Mobile Added to FCC Threat List、Kaspersky Named First Russian Company on Security Risk List (3)(抜粋)

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