陸上・日本学生個人選手権 第2日(10日、ShonanBMWスタジアム平塚ほか)男子100メートル準決勝で、多田修平(20)=関学大=が追い風4・5メートルの参考記録ながら国内初の9秒台となる9秒94をマークした。
先月21日のセイコーゴールデングランプリ川崎で3着となった新星はスタートから飛び出すと、持ち前の加速力で中盤からギアチェンジ。一気に駆け抜けた。自己ベストが10秒22の20歳は「びっくりしました。10秒1か0台くらいだと思いました」と興奮を隠せなかった。
2015年3月には桐生祥秀(21)=東洋大=が米国の大会で追い風3・3メートルの参考記録で9秒87を、今年4月にはケンブリッジ飛鳥(24)=ナイキ=が、5・1メートルの追い風参考記録で9秒98をマークしていた。