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  • 消費者金融4社が大幅減収 10年3月期

     武富士など消費者金融大手4社の2010年3月期連結決算が13日、出そろった。6月の改正貸金業法の完全施行に伴う規制強化を控え、融資を大幅に絞ったため、売上高に当たる営業収益は4社とも前期比2けた減と、大幅減収となった。

     顧客への融資残高に相当する営業貸付金残高は、アイフルが前期比35・8%減少し、武富士も31・6%減と大きく減少。取りすぎた利息の返還請求の高止まりで資金繰りが悪化しているため、残高を圧縮した。武富士の清川昭社長は「今年1月以降は、毎月の融資額は2億円弱にまで減らしている」と話した。

     営業収益は、アコムが14・1%減の2787億円で、最大手のプロミスも12・6%減だった。アイフルと武富士はいずれも3割を超える減少と、落ち込みが激しい。

     純損益で黒字を確保したのは、プロミスと武富士の2社。アコムは人員削減などのリストラ費用がかさみ、72億円の赤字(前期は136億円の黒字)に転落。アイフルは利息返還請求の引当金を大幅に積んだため、2951億円の赤字だった。

      【共同通信】