ET,UFOの正体を解明する

〜軍事常識で分析するとE・T,UFOの秘密が解明できる!〜


 UFOや宇宙人ファンの方々を敵にまわしたくはないが、軍事常識を使って過去の重大UFO事件を分析すれば、意外と簡単にその正体を突き止められることを知っていますか。
 その謎を解くキーワードは、核兵器〔原爆〕運搬手段としてのUFOで、その開発実験をUFOやE・Tとミス・インフォメーションしたCIAなど情報機関の謀略です。

 第2次大戦で人類史上初めて原爆を開発し、広島と長崎に投下したアメリカだった。しかし戦争が終わって、こんどはソ連との関係が悪化して時代に、アメリカ軍事力の切り札である原爆は、ソ連に対してはまったく使えな兵器だったのだ。その理由は、モスクワまで危険をおかすことなく原爆を運ぶ運搬手段が当時はなかったのだ。広島や長崎には、太平洋に浮かぶテニアン島から、B−29爆撃機が原爆を運搬し投下した。当時の原爆は重量が4〜6トンと大きなもの。いくらアメリカが友好国のトルコや西ドイツから、B−29に原爆を搭載してモスクワに向かっても、B−29にはモスクワに到達する航続距離がなかった。

 今のように、弾道ミサイルやB−52大型爆撃機、それに巡航ミサイルなど開発されるずーと前の時代である。そのためにアメリカ軍の技術者に、急いで開発を命じられたの、いかに数トンクラスの核弾頭を積んで、確実にモスクワに到達し、核爆弾を投下できる運搬手段だった。
 当時は、その運搬手段の開発は国家的な緊急課題で、もちろん厳重な秘密保持の体制がとられたことはいうまでもない。

 当時のアメリカ軍が考えたのは、高度1万5千メートルから2万メートルの高度で飛行できる気球である。当時の航空機の最高上昇限度は1万メートルわずかに超える程度だから、2万メートルを飛行できれば迎撃される危険はない。しかし2万メートルなら空気は薄いし、寒さもマイナス30〜40度の世界である。また気球を操縦するのが人であれば、宇宙服のような重装備が必要になる。こうしてパイロットに選ばれたのが、小人症と呼ばれる人たちである。小人症は単に背が低いというだけで、肉体や知能はまったく問題がないことがわかっている。狭い気球の操縦席で、モスクワに飛行船を誘導するのは、小人症の人たちであった。〔ソ連のT−72戦車は、車内が狭いために、特に小柄な兵士を選抜して戦車兵に使っていた〕

 その開発実験が失敗して、気球が地上に落下したのが、1947年7月4ロズウエル郊外に謎の飛行物体が墜落した事件である。目撃者が宇宙人と思ったのは、超高空を飛行するために装着した宇宙服である。宇宙人と思われたのは小人症の飛行船パイロットである。そして軍やCIAなどの情報当局は、この開発実験を行なっているのが露見するを防ぐために、宇宙人が地球にやってきたとウソの情報を流したのだ。
 
 結局、飛行船で核爆弾をモスクワまで運搬する計画は、当時の科学技術では不可能であることが判明した。米軍は超高度用の飛行船を開発中に、大型のジェット爆撃機の開発や、ロケット(ICBM)で核弾頭をソ連に撃ちこむような開発も行なっていた。それからは軍の核弾頭運搬手段の開発は、ロケットやジェット爆撃機が主流になってしまった。

 しかし飛行船開発が中止されても、UFOやE・Tの話は絶えることなく語り継がれることになった。これが1947年から1955年までに、新兵器を開発する軍事基地の周りで起こったUFO騒動の真相である。これ以外に目撃されたUFOやE・Tの情報は私には説明はできない。

 {裏話}、あるテレビの深夜番組で、UFOの正体を考えるというテーマで出演したら、「これがUFO墜落事故で、撮影された宇宙人の死体です」という写真が放映された。それをテレビ局に持ち込んだ大物UFO研究家が、番組の合間のコマーシャルの時に、「しかしこの写真を良く見ると、脇にメガネのフレームが映っているのです。宇宙人もメガネをかけるのでしょうかね」と言ったことをはっきり覚えているぞ。