東京・豊洲市場の集客施設、名称「豊洲 千客万来」に
全国に総合温浴施設を展開する万葉倶楽部(神奈川県小田原市)は13日、豊洲市場(東京・江東)の集客施設の名称を「豊洲 千客万来」に決定したと発表した。豊洲市場の新鮮食材が購入できる商業棟「豊洲場外 江戸前市場」と宿泊施設を併設した温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部」で構成する。
施設は9月末に竣工する予定で、内装工事をしたのち2024年2月1日に開業する。インバウンド(訪日外国人)をはじめとする観光需要や地域住民の日常利用を取り込む。
商業棟では食べ歩きをテーマにした「目利き横丁」や半屋外型の「豊洲目抜き大通り」などがあり、江戸の街並みを再現した。温浴施設は24時間営業で東京湾を一望できる露天風呂や岩盤浴などを設ける。温浴施設の入場料は大人1人あたり3850円。
「千客万来」は豊洲への市場機能移転後のにぎわい創出を目的に23年春の開業を予定していたが、新型コロナウイルス禍の影響で本格着工の時期が大幅に遅れた経緯がある。豊洲市場が18年に開業してから5年たっての開業となる。