ウクライナ、穀物輸出巡り外交解決模索 ポーランド・スロバキアと

ウクライナ、穀物輸出巡り外交解決模索 ポーランド・スロバキアと
9月21日、東欧3カ国がウクライナ産穀物の輸入を制限している問題で、ウクライナは21日、スロバキアへの輸出に許可制度を導入することで同国と合意した。写真はルーマニア・コンスタンツァ港の穀物施設。2022年8月撮影(2023年 ロイター/Inquam Photos/George Calin)
[キーウ 21日 ロイター] - 東欧3カ国がウクライナ産穀物の輸入を制限している問題で、ウクライナは21日、スロバキアへの輸出に許可制度を導入することで同国と合意した。ポーランドとの間でも解決策を模索する。
欧州連合(EU)は先週、中東欧5カ国によるウクライナ産穀物の輸入禁止を認める措置を延長せず撤廃したが、このうちスロバキア、ポーランド、ハンガリーの3カ国は独自に輸入を制限すると表明した。 もっと見る
これに反発したウクライナが世界貿易機関(WTO)に提訴し、対抗措置として3カ国からの輸入を制限する可能性を示唆したことを受けて対立が深まった。 もっと見る
スロバキア農業省は「ライセンスの発行と管理に基づく穀物取引制度」を設けることでウクライナと合意したと発表。制度創設後にウクライナ産農産物の禁輸を解除すると述べた。
同省によると、ウクライナ側はWTOへの提訴を取り下げることに同意した。ウクライナ当局者はコメントしていない。
一方、ウクライナの発表によると、同国とポーランドの農相は電話協議し、双方の利益のために解決策を見いだすことで合意した。

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