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【イチから分かる】児童ポルノ 「単純所持」めぐり議論 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:自民党
児童買春・児童ポルノ禁止法の改正審議が始まった。与党と民主党はそれぞれ改正案を提出したが、ポルノを持っていることを規制する「単純所持」をめぐり、議論は紛糾した。母が娘の写真を売る事件も起きるなど、“小遣い稼ぎ”として成立してしまっている児童ポルノ。国会での議論の行方に注目が集まる。(社会部 森浩)
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「小遣いがほしかった」。2歳の娘の児童ポルノを製造したとして、宮城県警に児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)などの疑いで、逮捕された母親(23)は供述した。
母親はデジタルカメラで娘の裸の写真を11枚撮影した疑いで逮捕されたが、写真はネット上で知り合った女(20)に郵送し、約10万円を受け取っていた。女は写真を転売する目的があったと見られている。母親は娘にひわいなポーズを取らせるなどし、「わいせつ性」を高めた写真を撮っていた。
こうした児童ポルノを製造・販売する事件は後を絶たない。警察庁によると、全国の警察が昨年、同法違反の疑いで検察庁に送致した人数は412人。平成12年の約2・5倍となった。「一度、インターネットに流出した画像がコピーされて出回る『二次製造』といえる犯行が多い」(警察庁幹部)
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