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呉線複線化「現在は困難」 '09/8/28

 呉市は27日、JR呉線複線化の実現性について「JR呉線活性化検討会」の最終報告を明らかにした。完全複線化が最も望ましく、呉―広島間の所要時間が平均9・5分短縮されて事業採算性もあるなどとした。ただ、多額の事業費が必要で、現在の経済情勢では早期の事業着手は困難と結論づけた。市議会産業建設委員会で報告した。

 検討会は呉市が呼び掛けて2006年7月に設置。国、広島県、周辺自治体、JR西日本の関係者、学識経験者などが約2500万円をかけて、複線化の効果や採算性、事業費などを検討してきた。

 最終報告は、呉―海田市間と新広―安芸阿賀間を完全複線化した場合、呉―広島間の41分の所要時間は31・5分に短縮されると算定。事業費は約320億円とした。

 呉―川原石間など5区間の部分複線化では、所要時間が平均4分短縮され、事業費は約190億円とした。

 事業採算性について、完全複線化は利用増や社会的なメリットも加味して採算性ありと判断。部分複線化だけでは採算性は見込みにくいとした。

 呉―広島間での完全複線化以上の時間短縮は、線路を直線化する全面改良と、車両すべての高速化が必要で実現困難とした。


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