【9月6日 AFP】ウクライナに接するロシア西部ベルゴロド(Belgorod)州の国境の村が5日、ウクライナ軍の砲撃を受け、民間人1人が死亡した。ビャチェスラフ・グラトコフ(Vyacheslav Gladkov)知事が明らかにした。

 グラトコフ氏は「グライボロン(Grayvoron)地区のコジンカ(Kozinka)村が繰り返し砲撃を受け、同村に住む民間人1人が死亡した」と述べた。

 犠牲者は、救急車の到着前に現場で死亡が確認された。別の女性1人も砲弾の破片で太ももを負傷して入院した。

 グライボロン地区は今春、ウクライナからの反ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)派のロシア人義勇軍部隊の越境攻撃を受けた。ロシア側は「対テロ作戦」を実施し、ヘリコプターや砲兵隊を配備して越境部隊を撃退した。

 ウクライナ政府が7月に「戦争はロシア領に戻りつつある」と述べて以来、ウクライナと接するロシアの西部各州は激しい攻撃にさらされている。(c)AFP